贈賄側の中国企業元顧問の男らに偽証を働きかけたとされる秋元司被告について、検察側は初公判で「(男が)金で転ぶ」と繰り返し支援者らに話していたと指摘した。秋元被告が支援者から進捗(しんちょく)状況の報告を受けていたことも判明し、買収を主導していたと明らかにした。 検察側の冒頭陳述によると、2月に保釈された秋元被告は同月中に淡路明人被告と面会。相談を受けた淡路被告が、現金を渡せば、元顧問の男が記憶に反する証言をするのではないかと提案すると、秋元被告は「お願いできるかな」などと買収行為を依頼した。 佐藤文彦被告は元顧問の男と初めて面会する前日の5月31日、秋元被告から「(男は)金で転ぶ」と伝えられ、面会後に買収が難しそうだと報告しても「金で転ぶから大丈夫だ」と返答されたという。6月に現金1千万円の提供を持ちかけ、男から「今さら話を変えるつもりはない」などと断られたが、秋元被告は「絶対金で転ぶ。5千万円程度でいいはずだ」などと話していたという。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース